「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と「喉元過ぎれば火もまた涼し」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と「喉元過ぎれば火もまた涼し」の違いとは?違い

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」「喉元過ぎれば火もまた涼し」では何が違うのでしょうか。

この記事では、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」「喉元過ぎれば火もまた涼し」の違いを分かりやすく説明していきます。

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とは?

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とは、「辛いことや苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまう一時のことである」という意味を持つことわざです。

熱々の食べ物を食べると口の中ではとても熱さを感じますが飲み込んでしまうと熱さを感じなくなることに由来します。

「その最中は辛くてもピークを乗り切ってしまえば忘れてしまう」という苦しい状況を乗り切るための励ましの言葉として使われるほか「人から受けた恩や反省のための罰など大事なことであっても人はいつか忘れて大切に思わなくなる」という意味でも使われます。


「喉元過ぎれば火もまた涼し」とは?

「喉元過ぎれば火もまた涼し」とは、「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉に由来する誤用です。

「心を静かにし無念無想の境地に至れば燃え盛る火も涼しく感じられるほど周囲の状況に揺らがされなくなる」という意味を持つ言葉「心頭滅却すれば火もまた涼し」「喉元過ぎれば熱さ忘れる」が混ざってできた誤った言葉です。


「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と「喉元過ぎれば火もまた涼し」の違い

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」「喉元過ぎれば火もまた涼し」の違いを、分かりやすく解説します。

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は辞書に掲載されている正しいことわざですが「喉元過ぎれば火もまた涼し」は2つのことわざが混ざった誤用です。

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」「心頭滅却すれば火もまた涼し」はどちらも正しいことわざですが2つが混ざった「喉元過ぎれば火もまた涼し」を過ぎてしまえば苦痛を感じなくなる、という意味で使うのは誤りです。

まとめ

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」が正しく「喉元過ぎれば火もまた涼し」は存在しない間違った言葉です。

明確な誤用なので使わないでください。

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