この記事では、「度合い」と「具合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「度合い」とは?
物事の程度。
つまり、物事の性質や価値を比較した際、その物事の置かれる位置。
他の物事と比べた際の大小、強弱、高低、多少、優劣などの程度の違い。
許容される限度、のことを意味します。
「度合い」の場合、状態が変化する点も特徴です。
例えば、「緊張の度合いが高まる」の場合、緊張の程度は変化します。
言い換えれば、「レベル」や「水準」「程度」などになります。
「具合」とは?
活動や機能からみた物事の状態、健康の状態、物事の運び方、物事を行うにあたっての状況、体面、体裁、といった意味のある「具合」。
例えば、「エンジンの具合」の場合、エンジンの状態を意味します。
また、「体の具合」の場合は体の調子を意味します。
言い換えれば、「容態」や「状態」「事態」「形勢」「コンディション」などになります。
「度合い」と「具合」の違い
「度合い」と「具合」の違いを、分かりやすく解説します。
「度合い」と「具合」は異なる意味を持つ言葉です。
「度合い」は程度のことを意味する一方、「具合」は状態や状況を意味する言葉になります。
そのため、何らかの程度を表現する際には「度合い」を使用します。
例えば、「障害の度合い」は障害の程度を意味し、その障害の「度合い」が大きいのか。
それとも、小さいのか。
といった形で表現します。
「具合」には程度の意味はなく、状態を意味するため、「障害の具合」の場合は、障害の状態が良いのか。
悪いのか。
といった形で表現することになります。
「度合い」の例文
・『年を取ったせいか、疲労回復の度合いが昔よりも随分遅くなりました』
・『目標の達成度合いを確認する』
「具合」の例文
・『彼は体の調子が悪いと1週間ほど休んでいました』
・『愛車のエンジンの具合が悪いので修理工事で見てもらいました』
まとめ
以上のように、「度合い」は程度のこと。
「具合」は状態のことを意味するといった違いがあります。