この記事では、「ヘックスレンチ」と「トルクスレンチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヘックスレンチ」とは?
「ヘックスレンチ」とはネジ頭に六角形のくぼみがあるネジを開け締めするための工具です。
先端部分は六角形になっていてそれがピッタリとネジ頭にはめ込まれることで噛み合いネジにトルクが伝わります。
そのため一般的なマイナスネジやプラスネジなどよりも固く締めたり固く締まったものを開けやすい上に、ネジ穴が潰れてしまういわゆるナメる状態になりにくいのがメリットです。
「トルクスレンチ」とは?
「トルクスレンチ」とはネジ頭に六角星のくぼみがあるネジを開け締めするための工具です。
先端部分の形は六角形の角部分に歯車の刃のような突起物がついている形になります。
六角形の「ヘックスレンチ」もトルクが伝わりやすいですが、「トルクスレンチ」はそれよりもさらに噛み合いが強くトルクが伝わりやすくナメにくいのが特徴です。
日本ではあまり普及していませんがそれを逆手に取って開けられては困る部品を「トルクスレンチ」でしか開けられないネジで留めているものもあります。
「ヘックスレンチ」と「トルクスレンチ」の違い
「ヘックスレンチ」と「トルクスレンチ」の違いを、分かりやすく解説します。
先端が六角形になっているのが「ヘックスレンチ」で、先端が六角星になっているのが「トルクスレンチ」です。
「ヘックスレンチ」もトルクが伝わりやすくナメにくい形ですが、「トルクスレンチ」それ以上にトルクが伝わりやすくナメにくいという特徴があります。
日本では「ヘックスレンチ」は度々見かけられますが「トルクスレンチ」は一般的ではありません。
まとめ
「ヘックスレンチ」と「トルクスレンチ」はそれぞれ先端の形が違いますが、ヘックスは六角形を指す言葉でトルクスは六角星のネジ頭の商標と、それぞれの名前が先端の形そのものを指しています。
とはいえ「トルクスレンチ」はヨーロッパでこそ主流になっているものの日本で見かけることはそうそうないでしょう。