「差し上げる」と「申し上げる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「差し上げる」と「申し上げる」の違いとは?違い

この記事では、「差し上げる」「申し上げる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「差し上げる」とは?

「差し上げる」は単に手に持って高く上げるといった意味だけではなく、相手を敬う言葉として使用することも可能です。

「差し上げる」「与える」「やる」の謙譲語となり、相手を敬いものを渡すことを意味します。

そのほか、声を高く出すといった意味や「…してあげる」「あげる」よりも、その動作の相手へより深い敬意を込めて使用することができる言葉ともなります。


「申し上げる」とは?

「申し上げる」「言う」の謙譲語です。

うやうやしく言う言葉となり、目上の人に対し用いられる言葉になります。

一般的には、身分が上の人に対し用いられる言葉ですが、身分にかかわらず相手を敬い使用することも多い言葉になります。

例えば、相手のことを敬い何か一言話す場合には、「一言、申し上げます」などといった形で使用します。


「差し上げる」と「申し上げる」の違い

「差し上げる」「申し上げる」の違いを、分かりやすく解説します。

「差し上げる」「申し上げる」共に目上の人に対し使用することができる言葉になります。

そのうえで、「差し上げる」「与える」「やる」の謙譲語となり、意味は、相手に何かをしてあげることです。

一方、「申し上げる」「言う」の謙譲語となり、相手を敬い話しかけることを意味します。

このように、相手を敬い何かをしてあげることが「差し上げる」

相手を敬い話しかけることが「申し上げる」といった違いがあります。

「差し上げる」の例文

・『私のファンの方に私の著書を差し上げる』
・『もしよろしければ、こちらの景品も差し上げます』

「申し上げる」の例文

・『今回の私のミスに対して深くお詫び申し上げます』
・『後ほど、ご案内申し上げます』

まとめ

以上のように、「差し上げる」「申し上げる」には明確な違いがあります。

違い
違い比較辞典