「定着」と「根付く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「定着」と「根付く」の違いとは?違い

この記事では、「定着」「根付く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「定着」とは?

まだそこにはない物が入り込み、人々に受け入れられてから当たり前のように浸透していくことを「定着」【ていちゃく】といいます。

ただ浸透するのではなく、当たり前のように安定していく状態を指すのです。

とくに、一か所にしっかり根付いて根を張り、簡単には枯れないように落ち着かせます。

使い方としては、「考え方がしっかり根付く」というように、自分が考えた事柄がまた次の人に伝えられて実行してもらうのです。


「根付く」とは?

地面に植えた植物が長く伸びて、奥深くにまで根を張ることを「根付く」【ねづく】といいます。

根付いた植物は台風がきても簡単には飛んでいかず、しっかり元に戻って発育していくのです。

このようなところから、自分が新しい場所に引っ越したとき、そこでの環境へ循環に慣れる努力したり、人とうまく付き合って新たな人脈を広げていく行動を指す言葉にもなります。


「定着」と「根付く」の違い

ここでは「定着」「根付く」の違いを、分かりやすく解説します。

人の考え方がしっかりその場所に定まることを「定着」といいます。

「生活様式が定着する」といえば、その場所に固定するという意味として使えるわけです。

もう一方の「根付く」は植物の根が広く地面の中に張り、そこに根付いていく様子を表します。

そこから新しい事を吸収して、うまく日々の生活や仕事に反映させ、その場所に馴染んでいくさまを表すのです。

「定着」の例文

・『子供たちに給食が定着したのは戦後からだった』
・『人工池も今では沈殿物が定着して天然の池に見える』

「根付く」の例文

・『横浜中華街は、中国の食文化が根付く場所だ』
・『ここは日本独自の文化が根付き、今もなお受け継がれている』

まとめ

そこにしっかり受け入れられて、人々に認められるといった言葉を取り上げました。

どのように「定着」し、「根付く」かに注目して使ってみましょう。

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