「もたつく」と「手間どる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「もたつく」と「手間どる」の違いとは?違い

この記事では、「もたつく」「手間どる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「もたつく」とは?

物事がうまくはかどらないことや、ぐずぐずと時間を無駄にすることを意味する動詞です。

例えば、「朝の支度にもたつく」「仕事がもたついて終わらない」「もたついていると遅刻するぞ」などのように使います。

この言葉は、もともとは「もたれる」「もつれる」の二つの言葉が合わさってできた言葉で、体がふらついたり、物が絡まったりする様子を表していました。

その後、物事がスムーズに進まないことや、時間がかかることを表すようになりました。


「手間どる」とは?

思ったより手間がかかることを意味する動詞です。

例えば、「準備に手間どる」「この仕事はだいぶ手間どる」「問題の解決に手間どる」「靴を選ぶのに思ったより手間どってしまった」などのように使います。

この言葉は、本来はもっと素早く片付けられたり、終わらせられるようなことを、予想以上に時間がかかってしまった場合に使う言葉になります。

そのため、どちらかというとマイナスなイメージで使うことが多いと考えられます。


「もたつく」と「手間どる」の違い

「もたつく」「手間どる」の違いを、分かりやすく解説します。

物事がうまくはかどらないことや、ぐずぐずと時間を無駄にすることを表します。

自分の能力や状況に問題がある場合に使われることが多いと考えられます。

その一方で、思ったより手間がかかることや、予想外の困難に直面することを表します。

自分のせいではなく、外的な要因によって引き起こされる場合に使われることが多いと言えるでしょう。

「もたつく」の例文

・『もたつく時間が無駄だ』
・『朝食の準備にもたついていると、電車に乗り遅れそうになった』

「手間どる」の例文

・『このパズルは難しくて、解くのに手間どる』
・『パソコンの故障に手間どって、レポートの提出が遅れた』

まとめ

「もたつく」「手間どる」は、似たような言葉ですが、それぞれ異なる意味をもつので、正しく使い分けられるようにしましょう。

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