この記事では、「定める」と「決定」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「定める」とは?
人々がきちんと規約を読み、守る行動したうえで行動するよう決めることを「定める」【さだめる】といいます。
とくに、人が多く所属する組織では1人でも違った行動しないよう最初に定めた規約を維持する効力もあるのです。
このことで、多くの人が憲法で定められたように態度を改め、心を落ち着かせて従います。
「決定」とは?
多くの人から意見を求めて、1番理にかなっていると思うものを選んで決めることを「決定」【けってい】といいます。
例えば、運動会は11月1日に行なうことが決まったと参加者へ事前に伝えて、準備や練習させるのです。
また、自分がこれでいいと思ったとき「決定ボタン」を押せば物事が決まります。
よく使われているのが政治の世界で、「金融における政策が決定した」といった使い方して、はっきり決まった旨を伝えるわけです。
「定める」と「決定」の違い
ここでは「定める」と「決定」の違いを、分かりやすく解説します。
多くの者が規約内容通りに規律を守って行動ができることを「定める」といいます。
主に、団体に所属する人が同じように動けるという意味で使われている言葉です。
もう一方の「決定」は、色々な提案の中から問題解決するため1番いいと思うものを選んで決めます。
すでに「決定」した内容は絶対的な権利を得る状態であるので、審理に申立人が参加できません。
「定める」の例文
・『会社を移転する場所は新幹線が停止する都市部と定めた』
・『男性も育児に参加するため連休が取れるよう定める』
「決定」の例文
・『修学旅行は桜が満開の時期になる3月15日に決定した』
・『店員が自ら自由な服を選んで着てもいいと決定した』
まとめ
決めたことを人々に伝えるという意味がある言葉ですが、どのような内容を決めるかにより使い方も異なります。
使い方を学んで、うまく決まった内容を伝えてみましょう。