衣服を縫い合わせることを表す言葉には「綴じる」や「繕う」があります。
この記事では、「綴じる」と「繕う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「綴じる」とは?
「綴じる」は「とじる」と読む言葉であり、衣服や布を縫い合わせるという意味があります。
「綴じる」はこれ以外にも紙などを重ね合わせて1つにまとめることを表す時にも使うことが可能です。
さらに「綴じる」は煮物料理に使われる方法であり、代表的なものには卵を使った「卵綴じ」があります。
この言葉に使われている「綴」はつなぎ合わせるという意味の漢字であり、こちらは文章から衣服など色々なものに使います。
「繕う」とは?
「繕う」は「つくろう」と読む言葉であり、破れてしまった衣服の箇所を直すことを表す意味があります。
「繕う」は衣服以外にも物体の補修を表す時にも使うことが可能です。
「繕う」は外見や身なりを整えることや、体裁を守るためにその場をとりなすことを表す時にも使います。
この言葉に使われている「繕」は音読みで「ぜん」と読み、「修繕」や「補繕」などがあります。
「綴じる」と「繕う」の違い
この2つはどちらも衣服や布を縫い合わせるという意味があります。
「綴じる」はこれ以外にも紙を1つにまとめることを表す意味があり、「繕う」は外見や身なり、態度などを整えることを表す時に使います。
「綴じる」の例文
・『その本を綴じるためにホッチキスの芯が必要なのでちょっと買ってきます』
・『服を綴じることがあまり得意ではないので、これは妻にやってもらいましょう』
「繕う」の例文
・『犯人は平然な顔を繕うことが難しくなってきたので、その場から急いで立ち去った』
・『穴の空いた靴下を繕うのは昔からやっていることなので、あまり気にしないでください』
まとめ
「綴じる」や「繕う」は衣服や布を縫い合わせるという意味があります。
「綴じる」はこれ以外にも本を製本する時にも使われる言葉です。