この記事では、「労力」と「尽力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「労力」とは?
労力は、ろうりょくと読むのが正解な言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、骨を折って働くや心身を使って働くといった意味を持っている労の漢字に、肉体的とか精神的なちからという意味の力の漢字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から労力は、何かを行うために心身を働かせる事を示すのです。
他にも労力は、人手や労働力といった意味にも用いられています。
「尽力」とは?
尽力は、じんりょくと読むのが正しい読み方となっているのです。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、全てを出し切るとか、つくす等の意味を有する尽の漢字に、つとめるやちからを使うといった意味がある力の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ尽力は、目的を実現するために力を尽くす事を表すのです。
要するに、持てる力を出し切って物事にあたる、という意味の言葉として利用されています。
「労力」と「尽力」の違い
「労力」と「尽力」の違いを、分かりやすく解説します。
労力と尽力の漢字表記を比較してみると、最初の漢字が労と尽という違いが存在する事を発見可能です。
所どちらも漢字2文字の言葉で、しかも2文字目の漢字は同じ力であるため、似ている部分もあります。
とはいえ表現する意味には違いもあるので、そこを理解すれば上手に使い分けが可能です。
まず労力は、何かを行うために心身を働かせる事や、労働力といった意味を表します。
もう一方の尽力は、とある目的を実現すべく持てる力を尽くす、という意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉には互いに漢字2文字で更に共通する漢字があるだけに、混同してしまう人もいたりします。
ですが労力は、何かを行うため心身を働かせる事や人手といった意味の言葉として用いられているのです。
対する尽力は、目的を実現するため全力を尽くす、という意味であり、表現する意味合いのニュアンスには違いがあります。
