この記事では、「ちなみに」と「ついでながら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちなみに」とは?
「ちなみに」という言葉は、テーマに沿った内容を付け加える時に使用します。
言い換えると、「ついでに言うと」となります。
例えば、「ちなみに私が育った故郷では」や「ちなみに○○さんは」。
「ちなみに言えば」や「ちなみに申しますと」などといった形で使用します。
「ついでながら」とは?
「ついでながら」という言葉は、テーマに沿った内容を付け加える時に使用します。
言い換えると、「蛇足ですが」となります。
例えば、「ついでながら申し上げます」や「ついでながらご紹介しておきます」「ついでながら私のお勧めは」などといった形で使用します。
「ちなみに」と「ついでながら」の違い
「ちなみに」と「ついでながら」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも同じ前に述べた事柄に後から簡単な補足を付け加える時に使用する言葉です。
そのうえで、一般的に使用されている言葉が「ちなみに」。
丁寧な表現方法として使用することが可能な言葉が「ついでながら」になります。
このように、使用する相手によって使い分けることになる言葉になります。
「ちなみに」はビジネス用語として使用されることも多い言葉ですが、厳密に言えば敬語ではありません。
そのため、ビジネス用語として適した言葉は「ついでながら」になります。
ただし、「ついでながら」という言葉の意味を知らない人の場合、「ついで」という言葉が引っ掛かり不快に思ってしまう場合もあります。
そのようなことを避けるためにも「ついでながら」だけでなく、「ついでながら申し上げますと」などといった形で使用することをお勧めします。
「ちなみに」の例文
・『ちなみに私は大阪出身です』
・『ちなみに来週には新商品が発売される予定です』
「ついでながら」の例文
・『ついでながら、私のお勧めはこの商品になります』
・『ついでながら申し上げますと、○○は19時に帰社予定です』
まとめ
以上のように、「ちなみに」と「ついでながら」は同じ意味で使用することができる言葉です。
そのうえで、使用する相手によって使い分ける必要がある2つの言葉になります。