「だらだら」と「長たらしい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「だらだら」と「長たらしい」の違いとは?違い

「だらだら」「長たらしい」は双方とも同じような意味を持つ言葉と思われがちですが、それぞれ違いなどはあるのでしょうか。

この記事では、「だらだら」「長たらしい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だらだら」とは?

「だらだら」はオノマトペの一種です。

オノマトペとは、人の感情や物事の状態、物音や動物の鳴き声などを模倣した擬態語と擬音語の総称を指します。

「だらだら」は主に、「物事が変化なく長く続く様子」「液体が止めどなく流れる様子」「道がゆるい傾斜になっている様子」「気分などがだらけている様子」を示します。


「長たらしい」とは?

「長たらしい」「嫌な気分になるほど長いこと」「いかにも長い」といった意味を持つ言葉です。

話す内容や書く文章などが、必要以上に冗長している様子を表現する際に使います。

「長ったらしい」と言われることもあります。


「だらだら」と「長たらしい」の違い

「だらだら」「長たらしい」の違いを分かりやすく解説します。

「だらだら」「長たらしい」「長く続く様子」という意味合いがある点は共通していますが、「だらだら」は上記の意味が示す状況をオノマトペで「模倣」した表現になります。

一方、「長たらしい」は、上記の意味が示す状況を模倣せず「直接言葉で言い表した」表現といえます。

また、「だらだら」「何かが長く続く様子」のほかに、「水などの液体が流れ続ける様子」「ゆるやかな傾斜」「気分などがだらけている様子」という意味でも使用されます。

「だらだら」の例文

「だらだら」には複数の意味がありますが、「しまりがなく続く様子」「ゆるんでだらけている状態」を表すことが多く、どちらかういと消極的なニュアンスで用いられることが多い言葉です。

・『打ち合わせがだらだらと続く』
・『花粉の季節は鼻水がだらだらと流れてくる』
・『退職後はしばらくだらだらした暮らしを送っていた』

「長たらしい」の例文

「長たらしい」は物事が必要以上に長い、嫌になるほど長い様子を表現する言葉です。

こちらもポジティブな意味合いで使われる機会は少ないかもしれません。

・『上司の話は長たらしい上にオチがない』
・『その映画はタイトルが長たらしくて覚えにくい』

まとめ

「だらだら」「長たらしい」「何かが長く続く様子」を示す言葉ですが、「だらだら」は模倣された表現、「長たらしい」は直接言葉で意味を示した表現、という違いがあります。

「だらだら」に他の意味があることも覚えておきましょう。

ぜひ語彙力アップに役立ててください。

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