この記事では、「しょぼい」と「お粗末」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「しょぼい」とは?
活気がなく、冴えない人の様子を「しょぼい」といいます。
そのなりはとても貧相なく、とても金持ちには見えないといった相手に対して使われている言葉です。
使い方としては、「しょぼい顔」なら酷く何かに悩み、落ち込んでいるように見えます。
また、「しょぼい出来だ」というように、いかに仕上がりが良く見えないと伝えるわけです。
「お粗末」とは?
期待していたほど良い仕上がりではなく、どちらかといえば素人が作ったような出来損ないを「お粗末」【おそまつ】といいます。
例えば、皿を作らせれば形もいびつで、色もはっきり出ていないところがなんとも笑ってしまうほど酷いという意味で使われている言葉です。
反対に、自分の行為に対して「お粗末様でした」と謙虚に言う場合もあります。
「しょぼい」と「お粗末」の違い
ここでは「しょぼい」と「お粗末」の違いを、分かりやすく解説します。
見た目が貧相なく、とても上質なものに見えないことを「しょぼい」といいます。
このようなところから「しょぼい服」といって、いかに見映えが悪いか伝えられる言葉です。
もう一方の「お粗末」は上等なものではなく、誰にも見せられない仕上がりであるとき相手を見下し、残念であるとがっかりする気持ちを伝えます。
それほど人前で着られない服や、何回か履けば穴が開きそうな靴など粗末と感じる仕上がりの物を指すわけです。
「しょぼい」の例文
・『しょぼい仕上がりの靴を見て、がっかりした』
・『お金が貰えない兄は、しょぼい顔を見せた』
「お粗末」の例文
・『彼の踊りは恥ずかしくなるほどお粗末だった』
・『名人が打つ蕎麦を食べたが、お粗末な味だった』
まとめ
似たような意味がある言葉ですが、少し使い方に違いがあります。
相手の表情や見た目、物の仕上がりを見て、どちらを使えば言葉の意味が伝わるか考えてみましょう。