「近寄る」と「近づく」の違いとは?分かりやすく解釈

「近寄る」と「近づく」の違いとは?違い

この記事では、「近寄る」【ちかよる】と「近づく」【ちかづく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「近寄る」とは?意味

人間や動物が意志を持って相手に接近することを「近寄る」【ちかよる】といいます。

好きな人に近づきたいと思った者が、自ら歩いて行くという状況を意味するわけです。

例えば、子どもが親に近寄って遊びたいと思う気持ちを「近寄る」といった行動で伝えます。

どちらかといえば、相手に気づかれないよう足音を立てずにそっと近寄って驚かせるという状況で使われている言葉です。


「近づく」とは?意味

用事があるとき近くに行くという行動を「近づく」【ちかづく】といいます。

自転車に乗るため駐輪場に「近づく」といったり、電車に乗車するため入り口付近に近づいて待機するわけです。

天気予報ではよく使われている言葉であり、雨雲が都市部に近づいているので注意が必要と人に呼びかけて対策をうながし、事前に危険を回避させます。


「近寄る」と「近づく」の違い

「近寄る」「近づく」の違いを、分かりやすく解説します。

かかわりを持ちたいと思う相手にあえて自らが移動して行き、声を掛けるため近くに行く行為を「近寄る」といいます。

反対に、「近寄るな」と相手に近づいてほしくないと思う状況のとき警告する意味としても使える言葉になるのです。

もう一方の「近づく」は、自分が目的を達成するため目指すものに自ら移動するという意味があります。

「話しかけるために近づいた」というように、声をかけて親しくなるように行動に移すわけです。

「近寄る」の例文

・『彼に近寄るには、いくつもの試練を乗り越えることが必要だ』
・『嫌いな者が近くに来たので、態度で近寄ることを拒んだ』

「近づく」の例文

・『彼に近づくには、痩せなければ相手にされないと忠告した』
・『轢かれる危険性があるので、バスに近づかないようにした』

まとめ

どちらも似たような意味がある言葉ですが、使うときの状況や使い方に少し違いがありますので、自分なりに工夫してみるといいでしょう。

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