この記事では、「選ぶ」と「決める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「選ぶ」とは?
「選ぶ」とは、「複数のものの中から目的に合うものを取り出す」さまや「ある人に特定の役目や役割などを与える」様子などを示す言葉です。
「数あるうちの中から基準や条件などにかなうものを抜き出す」または「選択する」などというニュアンスで使われており、日常会話やビジネスシーンなどを問わずに頻繁に登場する文言として使用されています。
「決める」とは?
「決める」とは、「決定的な状態や状況などにする」さまや「複数の中からひとつだけ指定する」様子などを示す言葉です。
「約束する」あるいは「あることを信じて疑わない」などというニュアンスで使われており、「ある時点まで不確定だった事柄についてはっきりさせる」などという意味合いで用いられています。
「選ぶ」と「決める」の違い
「選ぶ」と「決める」は、いずれの語句も「複数のものの中から適当なものを抜き出す」などという意味合いで使われている似たような表現です。
しいて違いを挙げるとすれば、「選ぶ」よりも「決める」の方がやや強めのニュアンスを含んでおり、「ひとつだけ選ぶ」および「ひとつだけ決める」などという双方の言い回しでは、後者の方がより深い目的をもってどちらかに決めるというニュアンスが含まれている文言として用いられている傾向があります。
「選ぶ」の例文
・『次回のご予約は午前と午後から選ぶことができますがどちらかご希望はありますか』
・『女性専用車両を選ぶのは、より安全に通勤することができるからです』
「決める」の例文
・『デートに着ていく服を決めるだけでもう長い時間が過ぎています』
・『引越し先を決める前に、まずはその地域の安全状況を確認しましょう』
まとめ
「選ぶ」と「決める」は、どちらの言葉も「好みのものや目的に合うものなどを抜き出す」などという意味合いで使われいます。
使用する際には微妙なニュアンスの違いに気をつけながらうまく使い分けるようにしましょう。