この記事では、「聞き上手」と「協調性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞き上手」とは?
「聞き上手」とは相手が話しやすいように会話できることです。
会話でただ聞き手になって適当に相槌を打つだけでなく、相手の言いたいことをそれとなく察し質問の形で促したり、相手に共感して気持ちよく会話させられる人が聞き上手と言われます。
相手に寄り添って話を聞くことができるため好感をもたれやすく、また相手の考えなども聞き出しやすいことから一人ではできないことでも協力してやすくなるでしょう。
「協調性」とは?
「協調性」とは同じ目標を持つ人と力を合わせて達成に向かい行動できることや能力です。
目標は同じでも人によって考え方ややり方などは違うので、そういった相手とも考えや力を合わせる調整力が協調性とも言えます。
そのためには相手の考えを知る必要があるので、必然的に相手の話を聞きだす能力も欠かせません。
またただ相手の言うことに従っていれば協調性が高いというものでもなく、自分の意見や考えも相手に伝え、建設的な意見を出し合ったり妥協点を見つけるための自己主張も必要です。
「聞き上手」と「協調性」の違い
「聞き上手」と「協調性」の違いを、分かりやすく解説します。
相手が話しやすいように会話を促せることが「聞き上手」で、他人と力を合わせて同じ目標の達成のために行動できる能力が「協調性」です。
「聞き上手」は話を聞いて相手を理解するまでを指す言葉ですが、「協調性」は相手を理解した上でその相手とうまく協力できるかどうかまでを含みます。
そのため「聞き上手」でもうまく自己主張して互いに協力しあえるかはわかりませんし、「協調性」がある人でも話を聞くのはそれほどうまくない人もいるでしょう。
まとめ
「聞き上手」な人は「協調性」が高いことも多いですが、それは協力の前段階である相互理解のために相手の話をよく聞き理解する能力が重要になるだけで、「聞き上手」と「協調性」が同じあるいは似た意味の言葉というわけではありません。
話の聞き手に回るのが上手いのが「聞き上手」、他人と協力するのが上手いかどうかが「協調性」です。
