「厳しい状況」と「辛い状態」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「厳しい状況」と「辛い状態」の違いとは?違い

この記事では、「厳しい状況」「辛い状態」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「厳しい状況」とは?

金銭的に普通の暮らしができない現状を「厳しい状況」【きびしいじょうきょう】といいます。

お金が無い状態が続いてお腹を空かせた生活したり、商品が売れないため赤字続きで倒産しそうな状況に追い込まれている現状に嘆くのです。

悪い状況を打破するため緊迫状態から脱却できず、過酷な困難が降りかかってくる容赦ない状況下で運営する場面でよく使われています。


「辛い状態」とは?

肉体的に苦痛を感じたり、酷く精神的に負荷がかかっていることを「辛い状態」【つらいじょうたい】といいます。

例えば、毎日夜遅くまで残業が続いて耐えがたい現状に疲れ果てる状態であったり、上司から嫌味を言われる日々に嫌気が差す現状から逃げ出せないのです。

本人は逃げ出しくとも世間体や金銭的な問題でその現状から逃れられません。


「厳しい状況」と「辛い状態」の違い

「厳しい状況」「辛い状態」の違いを、分かりやすく解説します。

誰が見ても回復の見込みがないと思われる現状を「厳しい状況」といいます。

売れ行きが悪く、赤字続きである企業の現状や、漁獲量がかなり減って収入にならないといった過酷な現実を指す言葉です。

もう一方の「辛い状態」は不満を抱くも逃げ出せない現状に苦しみ、痛いと感じる状態を指します。

「厳しい」は経済的、金銭的に存続できない状況を指し、「辛い」は精神的にも苦しいと感じる状態を表すところが違う点です。

「厳しい状況」の例文

・『地震の被災者は厳しい状況の中、復興に向けて協力し合う』
・『厳しい状況下で前向きに店を経営する社長の手助けがしたい』

「辛い状態」の例文

・『難しい仕事ばかりで辛い状態の日々が続き、やる気を失う』
・『戦争で家を破壊された挙句、寒いテント暮らしで辛い状態が続く』

まとめ

状況と状態により使い方も変ってくる言葉を2つご紹介しました。

どのような使い方するか学ぶことが重要になると覚えるといいでしょう。

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