ドラゴンの名称が浸透しすぎて使われなくなった?
この記事では、「ドレイク」と「ドラゴン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドレイク」とは?
海外の創作ゲームでは度々登場するもの、きちんとした定義はされておらず曖昧なのが現状。
多くのファンタジー作品創作物の原典とも言える1974年発売の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ではドラゴンの弱体化版。
かと思えばコンピュータRPGの老舗タイトル『Wizardry』では擬人化され、最強のキャラクターとして登場。
ドラゴンほどの知名度と登場頻度は少ないのが現状でしょう。
またdrakeはドラゴンのオランダ語として使われてきた歴史を持ちます。
「ドラゴン」とは?
1980年代半ばまでは日本では竜=東洋、ドラゴン=西洋の伝説上の生き物の違いは存在したもの、近年では混在するケースも多いと言えるでしょう。
1984年には大手ゲーム会社『ナムコ』から「ドラゴンバスター」『日本ファルコム』から「ドラゴンスレイヤー」のタイトルで現代にも名を残す名作が発売。
ドラゴン=西洋の翼で大型二足歩行で口から火を噴くイメージが具現化され、二年後の『エニックス』から発売された「ドラゴンクエスト」で定着したとも言えるでしょう。
その一方で東洋における竜やエジプト神話に出てくるアペプも媒体によっては「ドラゴン」と呼び、特に前者はそのシーンによって違うため、特に定義は決まっていません。
「ドレイク」と「ドラゴン」の違い
「ドレイク」と「ドラゴン」の違いを、分かりやすく解説します。
その差は知名度や認知度そのものだと言ってよく、「ドレイク」と言ってもピンとこない人がほとんどだと言えるでしょう。
特に現代では「ドラゴン」自体の存在が定番化しており、下位品種を指す場合は「ワイバーン」や「サウルス」などが使われ「ドレイク」が使われるのは極めて少ないと言えるでしょう。
また上位種を指す場合には「○○ドラゴン」と付けられるため、そちらでも「ドレイク」が使われるのは極めて稀です。
まとめ
「ドレイク」自体はオランダ語で「ドラゴン」の意味合いを持ちますが、創作物やゲームで使用される事自体が稀です。
「ドラゴン」は1980年代半ばに現代にも名を残すビデオゲームが多々発売された事や海外からの翻訳された「火噴き山の魔法使い」などのゲームブックにより、“西洋の火を噴く翼を持った二足歩行の巨大モンスター”の姿が定着しました。
しかし現代では東洋の竜やエジプト神話の怪物も一緒くたに「ドラゴン」として扱うケースも目立ち、その名称が一般化しすぎて定義が覚束ないのが現状だと言えるでしょう。