「閉じ込める」と「幽閉」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「閉じ込める」と「幽閉」の違いとは?違い

この記事では、「閉じ込める」「幽閉」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「閉じ込める」とは?

戸や蓋を閉じて、生き物が中から出られないようにする行為を「閉じ込める」【とじこめる】といいます。

逃げ回って迷惑をかけた動物を捕獲して容器の中に入れた後に蓋して、逃げられないようにするのです。

また、子供が悪さしたときは押入れの中に入れ「閉じ込めて」、反省させます。

このように、あえて暗く、き臭い圧迫感がある小さな部屋に入れては本人が二度と愚かな行為しないよう反省させるのです。


「幽閉」とは?

捕らえた者を罰するため一定期間特定の部屋に入れる行為を「幽閉」【ゆうへい】といいます。

外部と一切遮断した場所で過ごすので、逃げたり、情報を吹き込まれることもありません。

窓から容易に逃げられないよう厳重に柵や鍵がされた牢屋に入れられて、食事を出される場合もあります。

「幽閉部屋」はときに地下牢であったり、外から到底進入できない高さがある塔に入れられることもあるのです。


「閉じ込める」と「幽閉」の違い

ここでは「閉じ込める」「幽閉」の違いを、分かりやすく解説します。

不快な動きして、人に迷惑かける虫や動物を対象に、狭い容器の中に入れて蓋して閉じ込めて反省させる行為を「閉じ込める」といいます。

もう一方の「幽閉」は秘密事項を外に漏らしたり、政治犯といった重大な問題を起こした者を洞窟や塔、地下牢といった外の光りが入らないほど暗い場所に何日も入れて、罪人に恐怖を与える行為を指すわけです。

「閉じ込める」の例文

・『皮膚を刺して血液を吸う蚊を閉じ込めるため瓶を用意した』
・『家畜を盗んだ家族を閉じ込めるため、屋根裏部屋に連れて行った』

「幽閉」の例文

・『国を揺るがす政治犯を捕まえて、地下牢に幽閉した』
・『彼は罪を犯した後、城のどこかで幽閉されてしまった』

まとめ

悪い行為した者を捕らえて深く反省させるため、外と隔離された場所に入れる行為です。

ただ、捕まえる対象と入れる場所に違いがありますので、深堀して学んでみるといいでしょう。

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