物事や物質などを少しずつ探すことを表す言葉には「模索」や「手探り」があります。
この記事では、「模索」と「手探り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「模索」とは?
「模索」とは色々な方法を使って物事を明らかにしたり探し求めることを表す言葉です。
この言葉に使われている「模」は物事を真似ることや探すこと、はっきりとしないことを表します。
「索」は縄やつな、探すことを表す言葉であり、「模索」は不明瞭なものを探し求めることを表す意味になります。
「暗中模索」とは暗闇の中で色々な方法を使って探し求めることを表す四字熟語です。
「手探り」とは?
「手探り」とは見えない場所にあるものや事柄を手先の感覚で調べることや探し求めることを表す言葉です。
「手探り」は物質や物品以外にも、概念や学問、真理、情報のような抽象的なものを探す時にも使うことが可能です。
「手探り」は手先の感覚以外にも勘や予想などを使って探し求めることを表す時にも使います。
また「手探り」は確実な方法が分からないが試してみることや挑戦することを表す時にも使います。
「模索」と「手探り」の違い
この2つはどちらも色々な方法を使って物事や物質を明らかにすることや探し求めることを表す意味の言葉です。
「手探り」は手先の感覚など直接的な方法を使う場合や勘などの方法を使う場合にも使えます。
「模索」の例文
・『暗中模索の中で閃いた草案はとても核心をついたものになりました』
・『創作中は色々と模索したが、ついに自分が描きたいテーマが決まりました』
「手探り」の例文
・『タンスの隙間に落ちた道具を手探りで探していますが、中々取れません』
・『子の問題については手探りで調べていますが、あまりいい結果が得られません』
まとめ
「模索」や「手探り」は見えないものや不明瞭なものを色々な方法を使って探し求めることを表す言葉です。
「暗中模索」は暗闇の中や見通しが付かない中で探し求めることを表す四字熟語です。