「望ましい」と「好ましい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「望ましい」と「好ましい」の違いとは?違い

この記事では、「望ましい」「好ましい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「望ましい」とは?

「望ましい」とは、「そうあってほしいと願う」あるいは「多くの人にとって良い状態や状況などになる」などという意味合いで使われている文言です。

希望はしているものの必ずしもそうしなければならないという訳ではないなどというニュアンスで用いられており、「都合がいい」または「思わしい」などという語句と似たようなニュアンスで用いられています。


「好ましい」とは?

「好ましい」とは、「雰囲気や感じなどに好感が持てる」もしくは「好きな部類である」などという意味合いで使われている表現です。

また一方では「そうあってほしい」ないし「そうあるべきである」などという意味合いでも用いられており、「未成年として好ましい服装」などという使い方をする場合もある表現として知られています。


「望ましい」と「好ましい」の違い

「望ましい」「好ましい」は、いずれの言葉も「望んでいる状態に近い」などという意味合いで使われている文言です。

「望ましい」「希望に近い」ないし「理想どおり」などというニュアンスで使われている語句ですが、一方「好ましい」はどちらかというと個人的な「好みに近い」または「好感触な様子」などというニュアンスで使われていますので、双方の文言は厳密には異なる意味をもっている言い回しと言えるでしょう。

「望ましい」の例文

・『入金処理は業務用のパソコンで行うのが望ましいです』
・『新入社員は丁寧な指導を受けることが望ましいですね』

「好ましい」の例文

・『新入社員は元気な挨拶をするのが好ましいですね』
・『会社の会合では派手なデザインより地味なネクタイの方が好ましい』

まとめ

「望ましい」「好ましい」は、どちらの語句も「望んでいる状態にほど近い」などという意味合いで使われている文言です。

使用する際には双方がもっているニュアンスの違いに気をつけながら上手に使い分けるようにしましょう。

違い
違い比較辞典