この記事では、「忙しい時期」と「繁忙期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「忙しい時期」とは?
「忙しい時期」とは、多くの用事に追われ暇がない時期、せかせかしていて落ち着かない時期を意味します。
例えば、子どもが生まれ育児と家事で「忙しい時期」。
試合前で部活が「忙しい時期」。
収穫時期で「忙しい時期」。
仕事が立て込んでいて「忙しい時期」など、どのようなことに対しても、バタバタとしているとき、せかせかしているときを「忙しい時期」ということができます。
言い換えれば、「慌ただしい時期」や「多忙な時期」「忙しない時期」などとなり、対義語は「暇な時期」になります。
「繁忙期」とは?
「繁忙期」とは、仕事が多くて忙しい時期を意味します。
例えば、観光業界で言えば観光客が多く訪れる季節が「繁忙期」。
ケーキ屋さんで言えば多くの人がクリスマスケーキを買い求める時期が「繁忙期」。
アパレル系で言えばセール時期が「繁忙期」となります。
このように、「繁忙期」は仕事対してのみ用いることができる「忙しい時期」と意味する言葉になります。
言い換えれば、「繁盛期」や「書き入れ時」「儲け時」「稼ぎ時」などとなり、対義語は「閑散期」になります。
「忙しい時期」と「繁忙期」の違い
「忙しい時期」と「繁忙期」の違いを、分かりやすく解説します。
「忙しい時期」と「繁忙期」は同じ暇がない時期を意味する言葉です。
そのうえで、「忙しい時期」は、どのようなことに対しても使用することができる言葉。
一方、「繁忙期」は仕事のみに使用することができる言葉といった違いがあります。
「忙しい時期」の例文
・『子育てが忙しい時期と夫の仕事が忙しい時期が重なり大変でした』
・『あれだけの忙しい時期を乗り越えてきたのだから、これぐらいは大丈夫だと思えます』
「繁忙期」の例文
・『繁忙期を乗り切るため、家族総出で店を切り盛りしました』
・『繁忙期を迎える前に部下には十分に休みを取るようにと伝えました』
まとめ
以上のようのことから、「忙しい時期」と「繁忙期」は意味を踏まえ使い分ける必要があります。
