この記事では、「居場所」と「所在」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「居場所」とは?
人が居る場所を「居場所」【いばしょ】といいます。
自分がどこに居るか伝えるときに使われている言葉として使うわけです。
また、「居場所がない」といえば、その場所では場違いな存在であるので気まずくなり、消えたくなるといった意味で使われています。
他には自分が持つ能力の中で仕事に活かせて、十分に発揮できる分野を持つ者として座るところを指すわけです。
「所在」とは?
用事がある人がどこに居るか、その場所を明らかにすることを「所在」【しょざい】といいます。
使い方としては、「彼女の所在は分からない」と不明であるという意味で使うわけです。
また、問題を起こした人の責任はどこにあるか、明確にすることを「責任所在を明確にする」と誰が原因で起きたか取り上げます。
他にも「お金の所在をはっきりさせる」と、物がどこにあるか伝える際にも使う言葉です。
「居場所」と「所在」の違い
ここでは「居場所」と「所在」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が居る場所を「居場所」といい、このような意味から、社会の中でどの位置に居どころがあるか伝えられます。
安心して人々が過ごせる場所であるといった場面でも使う言葉です。
もう一方の「所在」は人がどこにいるか、物の在り処を伝えるときにも使われています。
また、事故が起きたとき、誰が元になって問題が起きたか伝えるため「責任の所在を調べる」といった使い方ができるわけです。
「居場所」の例文
・『通じ合う同僚がいる職場は住み心地が良い居場所になる』
・『勝手に家出した弟にはすでに居場所がなかった』
「所在」の例文
・『子供が非行に走る責任の所在は、育つ環境と親にある』
・『多くの人が参加したので、誰に責任の所在があるか分からない』
まとめ
「所」を使った言葉を取り上げましたが、「場所」と「在」の違いにより意味もまた異なってきます。
どのような場面で使えば誰がどこで使える人材になるか伝えられるでしょう。