この記事では、「急ぐ」と「早く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急ぐ」とは?
「急ぐ」は「早く目的を達するように行動する」や「早くやろうとすること」、「早く行き着こうとする」、「気持ちがせく」、「準備する」、「用意する」を意味する言葉です。
「急ぐ」の使い方
「急ぐ」は動詞として使われています。
「早く」とは?
「早く」には名詞と副詞の用法があります。
名詞には「早い時期」や「早い時刻」という意味が含まれています。
そして、副詞には「早い時期に」や「かなり前に」、「驚いたことには」や「わかってみれば何と」、「もともと」、「やっぱり」という意味が含まれています。
「早く」の使い方
「早く」は名詞としてや副詞として使われています。
「急ぐ」と「早く」の違い
「急ぐ」と「早く」はどちらも主に「早くやろうとする」というニュアンスを表す言葉です。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
細かい違いで見ると、「急ぐ」が動詞なのに対して、「早く」は名詞と副詞になります。
「急ぐ」と「早く」の類義語
「急ぐ」や「早く」と同じような意味を含める言葉には「さくっと」や「いち早く」、「さっさと」、「きびきび」、「素早く」、「さっと」、「みるみる」、「ちゃっと」などがあります。
「急ぐ」と「早く」の英語での言い換え
「急ぐ」や「早く」は英語だと“hurry”や“rush”などに訳されます。
「急ぐ」の例文
・『この技術は問題解決の大きな一歩となるので、完成を急ぐ必要がある』
・『子どもの顔を見たいので帰宅を急ぐ』
「早く」の例文
・『父親は朝早くから働きに出ていた』
・『彼は早くに両親を亡くしたため、苦労してきたようだ』
まとめ
「急ぐ」と「早く」はどちらも主に「早くやろうとする」というニュアンスを表す言葉であり、二語は類義語の関係に当たるということでした。