電話番号の「0570」と「03」はそれぞれ何を意味する番号なのでしょうか。
今回は、「0570」と「03」の違いを解説します。
「0570」とは?
電話番号の「0570」とは、「ナビダイヤルの専用番号」です。
「0570」の使い方
NTTコミュニケーションズが提供する複数の相手に対し同一の電話番号を提供し異なる相手からの複数の発信を受信できるサービスを「ナビダイヤル」といいます。
主にコールセンターや問い合わせ窓口など代表番号で多くの相手からの電話を受ける業務で利用されているサービスで、電話のある地域を示す市外局番の代わりに「0570」の番号が使われています。
ひとつの電話番号だけで複数の電話を処理できるのが特徴です。
類似のサービスとしては交換機を利用し内線電話で外線にかかってきた電話を受信できるダイヤルインなどがありますが、ナビダイヤルには導入工事や設置費用など負担を抑えられるというメリットがあります。
ただし、ナビダイヤルは電話の所在地までの通話料金が発信者負担で発生してしまいます。
コールセンターや問い合わせ窓口に投入すると電話料金が顧客負担になるので注意が必要です。
「03」とは?
「03」とは、「東京の市外局番」です。
「03」の使い方
電話回線や交換局がある地域ごとに割り当てられる番号を市外局番といい東京23区では「03」が使われています。
同一地域内では不要なので23区外から23区内の回線に電話するときのみ「03」を発信します。
「0570」と「03」の違い
「0570」はナビダイヤル、「03」は東京23区の市外局番です。
かける相手の電話番号が「0570」の場合は電話機の所在地までの通話料金がかかるため遠く離れだと料金がかさみます。
「03」の場合は東京までの通話料金なので事前にある程度予測できますが「0570」は番号だけではどこにかけているのか距離が分からないので思わぬ高額になることもあります。
まとめ
「0570」と「03」は全く異なる役割の電話番号です。
電話料金に強く影響するのでそれぞれが何を示している番号なのか正しく理解しておきましょう。