「適当」と「適度」の違いとは?分かりやすく解釈

「適当」と「適度」の違いとは?違い

「適当」「適度」はどのような意味の違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「適当」「適度」の違いを解説します。

「適当」とは?

「適当」とは、「条件に合致していてふさわしいこと」を意味する言葉です。


「適当」の使い方

ある物事に対し条件や要求などがぴったりあっていて似つかわしくふさわしい状態を指します。

別のものと比べたときにふさわしいものがなくそれを選ぶのが一番ちょうど良い状態を指す言葉が「適当」です。

一般的にはそれを選ぶのが一番納得のいくものに対して「適当」という表現を使います。

本来は相応しく納得がいくものを指しますが「いい加減」「考えなし」といったような大まかで雑な様子を表す言葉としても使われています。


「適度」とは?

「適度」とは、「物事の程度や度合いが過不足なくちょうど良いこと」を意味する言葉です。

「適度」の使い方

数量や加減など程度で表されるものの具合がほどよく、多過ぎでも少なすぎでもないさまを表します。

最適な数字や量を具体的に満たすのではなく感覚的にほどよい程度を指す言葉なので対象とする物事によって指している加減が変化する表現です。

絶対的な基準ではないのである人にとっては丁度良い「適度」でも、別の人からすると丁度良くないこともあります。

「適当」と「適度」の違い

ある物事に対しふさわしく似つかわしいのが「適当」、ある物ごとのの数や量がちょうどいいのが「適度」という違いで区別されます。

「適当」は基準となる物事が存在しそれとの相性や関係性を表すのに対し、「適度」は量や強さなど物事に対する加減を表すというのが大きな違いです。

「適当」の例文

・『仕事を頼むのに適当な人を探す』
・『ゴールデンタイムに放送するのに適当な表現を使う』

「適度」の例文

・『適度な強さでマッサージする』
・『必要に応じて適度に使う』

まとめ

「適当」「適度」は似たようなニュアンスですが意味合いは全く異なります。

それぞれの意味を正しく理解して使い分けましょう。

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