「離合集散」と「合従連衡」の違いとは?分かりやすく解釈

「離合集散」と「合従連衡」の違いとは?違い

この記事では、「離合集散」「合従連衡」の違いを分かりやすく説明していきます。

「離合集散」とは?

離合集散は、りごうしゅうさんと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、離れる事や1つに集まる事といった意味の離合の漢字に、集まる事とか去る事といった意味がある集散の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ離合集散は、離れ離れになったり集まる事を表すのです。


「離合集散」の言葉の使い方

離合集散は、集まったり離れ離れになるという意味の言葉として使われています。

より具体的には、離れたり集まったりを繰り返している様に対して、この離合集散という言葉が使用されているのです。


「合従連衡」とは?

合従連衡は、がっしょうれんこうと読むべき言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事となりますが、他に対抗する目的で連合するという意味を持つ合従の文字に、同盟を結ぶ事とか連合する事といった意味を有する連衡の文字を、付け加える事により完成した言葉です。

以上の事から合従連衡は、その時の利害により結び付いたり離れたりする事を示します。

「合従連衡」の言葉の使い方

合従連衡は、状況や利害に従い、国や組織が結び付いたり離れたりするという意味の言葉として用いられているのです。

元々は中国の戦国時代に策士が唱えた外交政策であり、利害を基準に国同士が同盟を組んだり、離れたりする事から誕生した言葉となっています。

「離合集散」と「合従連衡」の違い

離合集散と合従連衡の漢字表記を見比べると、使用されている漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。

所がどちらも四字熟語で、表現する意味も似ている部分があるので混同する恐れはないとは言えません。

とはいえ離合集散は、離れ離れになったり集まったりを繰り返す事を表すのです。

一方の合従連衡の方は、利害やその時に状況に応じて、国や組織が結び付いたり離れる事を示します。

まとめ

2つの言葉は、使われている漢字も読み方も似てはいません。

ですが示す意味合いは似ているので、上手に使い分けるにはそれぞれの言葉の意味をきちんと把握する事が大事です。

ちなみに離合集散は、繰り返し離れ離れになったり集まるといった意味の言葉として使われています。

対する合従連衡は、その時々の利害を基準に、結び付いたり離れたりする事を指し示す言葉として用いられているのです。

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