この記事では、「生まれつき」と「生まれながら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生まれつき」とは?
主に体や頭に関することを表します。
例えば、「生まれつきの近視」「生まれつき頭がいい」「生まれつき声が悪い」などのように、その人の持って生まれた特徴や能力を指します。
また、「生まれつき」は、そのままの形で述語として用いられることが多いと考えられます。
例えば、「彼は生まれつきなので仕方がない」などのように使います。
「生まれながら」とは?
主に本性や性質に関することを表します。
例えば、「生まれながらの食いしん坊」「生まれながらのピアニスト」「生まれながらの将軍」などのように、その人の持って生まれた素質や運命を指します。
また、「生まれながら」は、「生まれながらにして」の略で、言い方としては少し古いと考えられます。
「生まれつき」と「生まれながら」の違い
「生まれつき」と「生まれながら」の違いを、分かりやすく解説します。
「生まれつき」と「生まれながら」は、どちらも「生まれたときから」という意味で使われる言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
一般的には、「生まれつき」は体や能力などの個人的な特徴に関することを表し、「生まれながら」は性格や運命などの本質的なものに関することを表します。
「生まれつき」の例文
・『彼女は生まれつき音楽の才能がある』
・『生まれつきの友人と再会した』
「生まれながら」の例文
・『生まれながらにして不幸な運命を背負った』
・『彼女は生まれながらにして王女だった』
まとめ
「生まれつき」と「生まれながら」は同じ意味で、生まれたときからの状態や性質を表しますが、使い方には少し違いがあります。
「生まれつき」は、主に体や頭に関することを言うときに使います。
その一方で、「生まれながら」は、主に本性や性格に関することを言うときに使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。