この記事では、「祖先」と「子孫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「祖先」とは?
「そせん」と読み、一族や一家の初代にあたる人のことをいいます。
また、初代以来の人々のことを指すこともあります。
先祖のことです。
広い意味で使う場合には、現在の発達のもととなったものとして使用することもあります。
例えば、「哺乳類の祖先」などになります。
生物学では、進化において、ある生物の進化する前の段階をいうこともあります。
「祖先」の使い方
自分の血のつながった先祖に対して使うこともありますし、より広い意味で、「人類の祖先」などと使うこともあります。
「子孫」とは?
「しそん」と読み、子や孫、曽孫と血のつながった人々のことをいいます。
広い意味で使う場合には、のちの世の人々のことを指します。
「子孫」の使い方
子どもや、その後の孫、曽孫などに対して使います。
「子孫を残す」「彼は、歴史上の人物の子孫らしい」などと、使用します。
「祖先」と「子孫」の違い
「祖先」は、一族や一家の初代や先祖のことをいいます。
それに対し、「子孫」は、子や孫などの血統を受け継いでいる人のことをいいます。
違いは、ある人にとって、先にいた人達なのか、後に続く人達なのかというところになります。
「祖先」の例文
・『人類が火に魅了され、恐怖を覚えるのは、遠い祖先から受け継がれた本能によるものなのかもしれない』
・『昔から人は、祖先を大切にしていて、墓を作ったり、供物を捧げたりしてきました』
・『私の祖先は、代々農業を営んできました』
・『私たちの祖先は、どこから来たのでしょうか』
「子孫」の例文
・『子孫のために、これ以上の環境破壊は、やめた方がいいと思います』
・『彼は、高貴な人の子孫だといわれています』
・『子孫に美田を残さずといいますが、実行している資産家はいるのでしょうか』
まとめ
祖先は、一家や一族の初代、又は初代から続く先代までの人々のことをいいます。
子孫は、子や孫など、後に続く人々のことをいいます。
言葉の意味を知って、役立ててください。
