「素通り」と「見て見ぬ振り」の違いとは?分かりやすく解釈

「素通り」と「見て見ぬ振り」の違いとは?違い

この記事では、「素通り」「見て見ぬ振り」の違いについて紹介します。

素通りとは?

素通りとは、立ち寄らずにそのまま通り過ぎることや特に気にすることなくそのまま通り過ぎることをいいます。

「店の前を素通りする」とか「目立たないので素通りしてしまう」といった使い方をします。

最初から関心がないのでそのまま通り過ぎる場合もありますし、探していたお店だったけれど気づかなかったので通り過ぎてしまったという場合もあります。


見て見ぬ振りとは?

見て見ぬ振りとは、実際には見たけれど見なかったようにふるまうことをいいます。

また、咎めずにやり過ごすとか見逃すといった意味でも使われています。

「クラスメイトが殴られているのを見たけれど巻き込まれるのが嫌で見て見ぬ振りをしてしまった」とか「不正に気付いているのに見て見ぬ振りをするのはよくない」といった使い方をします。

悪いことを見逃すという意味で使われることも多いので、見て見ぬ振りにはネガティブなニュアンスが含まれています。

そのため「見て見ぬ振り」=「良くないこと」というイメージがありますが、「小さい子どもの失敗は見て見ぬ振りをすればいい」等、肯定的に使われることもあります。


素通りと見て見ぬ振りの違い

素通りと見て見ぬ振りの違いは、アクションを起こした方がいいという意識があるかどうかにあります。

素通りはそもそも関心がなかったり、関心はあっても気付かずに通り過ぎてしまうことです。

見て見ぬ振りの場合には、気付いていたり関心を持っていたりします。

そこで何らかのアクションを起こした方が良いという意識はあるものの、巻き込まれるのが嫌だったり怖かったりして見なかった振りをしてしまうのです。

素通りの場合には、自分がそこで立ち止まった方がいいとは思っていません。

まとめ

素通りは特に気に留めることなく通り過ぎることで、見て見ぬ振りは気付いているけれどわざと見ない振りをすることです。

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