「脱走」と「脱出」の違いとは?分かりやすく解釈

「脱走」と「脱出」の違いとは?違い

この記事では、「脱走」【だっそう】と「脱出」【だっしゅつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「脱走」とは?意味

自分に不利なことが起きたとき、悪い状況から抜け出し、走って逃げることを「脱走」【だっそう】といいます。

自分が嫌だと感じている状況から抜け出していい方向へ向かうように走って脱却するといった行動を指すわけです。

とくに、事件や事故を起こした犯罪者が厳しい規則によって毎日精神的に辛い状況におかれているとき、抜け出したいと思うと牢屋の外に出て自由になりたいと思うでしょう。

そのような気持ちのとき、危険してまでも塀の外に行くために監視官がいないときを狙って「脱走」します。


「脱出」とは?意味

窓もドアも閉まっている状態からうまく外に抜け出して、自由になる行為を「脱出」【だっしゅつ】といいます。

自分の身に危険が迫っているとき、早くその状況から抜け出さなければならないと思うとき、部屋の外に出るためドアを開けて逃げる、穴の中から這い出して逃げていい状態になるようにするわけです。

刑務所の牢屋から受刑者が逃げるために「脱出」するときや、火が迫っている状況から逃げ出して巻き込まれないようにするなど、自分の状態を改善します。


「脱走」と「脱出」の違い

自分が悪いことに巻き込まれて悲惨な目に遭いたくないと思ったとき、そこから抜け出して走り、良い状態になるようにすることを「脱走」と言います。

もう一方の「脱出」は人が狭い部屋に閉じ込められたとき、ストレスがない場所に移動するためなるべく早くそこから出ることを「脱出」という違いがあるのです。

「脱走」の例文

・『自分が理不尽な状況におかれた受刑者たちは、自由を求めて脱走した』
・『脱走するからには、人に知られないよう極秘に事を進めていく必要がある』

「脱出」の例文

・『私と友人は夜通しで壁を掘った甲斐あって、1週間で牢屋を脱出した』
・『脱出ゲームしていた私たちは、ゴールが分からなくなって抜け出せない』

まとめ

今の悪い状況を自ら抜け出して、新天地を求めるといった状況になるように、どこに、どのような判断して走るといいか自分なりに考えて言葉を使いこなしてみるといいでしょう。

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