「自動運動」と「他動運動」の違いとは?分かりやすく解釈

「自動運動」と「他動運動」の違いとは?違い

この記事では、「自動運動」「他動運動」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自動運動」とは?

「自動運動」「じどううんどう」と読みます。

意味は、「自分の意思により筋肉を収縮させ身体の部位の関節を動かし、目的とする動作をすること」です。

人は何らかの動きをする時に、まず脳から「動け」という指令が神経系統を通じて身体の目指す部位に到達します。

それにより、筋肉を収縮させて、関節を曲げ伸ばしさせるのです。

腕の場合は手を曲げたり延ばしたり、物を掴んだりして、脚の場合は膝を曲げ伸ばして歩いたりします。

この一連の動作を、自立して行うことを表します。


「自動運動」の言葉の使い方

「自動運動」は、人に対して使われる場合、運動用語・医療用語・介護用語として使われます。

「自動」「他の動力を使わず、みずからのエネルギーや力で動くこと」「特に手を加えなくても自然にそうなること」という意味、「運動」「物が時間の経過とともに位置を変えること」「健康を保つために身体を動かすこと」「目的を達成するために活動すること」という意味、「自動運動」「他人や器具の力を借りず、みずからの意思により筋肉と関節を動かして活動すること」になります。


「他動運動」とは?

「他動運動」「たどううんどう」と読みます。

意味は、「他の人や機械などに介助により、身体の部位の関節を動かし、目的とする動作をすること」です。

脳に機能障害が生じているなどで本人が動かしたくても動かせない部位がある場合、他人が手を貸したり、機器が動力によりサポートして、関節を動かすことを表します。

本人に多少痛みや違和感が生じることもあるので、周囲が可動域をしっかり把握することが大切です。

「他動運動」の言葉の使い方

「他動運動」は、人に対して使われる場合、運動用語・医療用語・介護用語として使われます。

「他動」「外から働きかけること」という意味、「運動」「目的を達成するために活動すること」という意味、「他動運動」「他人や器具の力を借りて、関節を動かして活動すること」になります。

まとめ

「自動運動」「他人や器具の力を借りず、みずからの意思により筋肉と関節を動かして活動すること」です。

「他動運動」「他人や器具の力を借りて、関節を動かして活動すること」です。

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