電話番号の「03」と「0120」はそれぞれ何を意味しどのように使われている番号なのでしょうか。
今回は、電話番号の「03」と「0120」の違いを解説します。
「03」とは?
「03」とは、「東京23区の市外局番」です。
「03」の使い方
電話は回線ごとに電話番号が割り振られ電話番号を入力することで目当ての相手に電話をかけられます。
日本で使われている電話番号は要素ごとに分かれたいくつかの番号で構成されており共通する部分と個別の部分とが混在しています。
電話番号のうち日本全国をいくつかに分かれたエリアごとに割り当てられた最初に来る番号を市外局番といい、東京の区部に割り当てられた市外局番が「03」です。
電話回線や交換局のエリアに割り当てられる番号なので厳密に23区に割り当てられているわけではなく23区以外の地域でも例外的に一部で「03」の市外局番が用いられています。
「0120」とは?
「0120」とは、「フリーダイヤルの電話番号」です。
「0120」の使い方
電話料金は基本的に電話をかける発信者が負担しますが、電話を受けた受信側がまとめて電話料金を支払うサービスが存在します。
受信者が料金を負担することにより発信者が料金を支払わず無料で通話できるサービスをフリーダイヤルといい、フリーダイヤルに割り当てられている電話番号が「0120」です。
電話番号の「03」と「0120」の違い
電話番号の「03」は東京の市外局番、「0120」はフリーダイヤルを示す番号です。
「03」は東京23区の電話番号を全てに割り当てられたエリアを示す番号であるのに対し、「0120」は電話の所在地とは関係なくフリーダイヤルサービスを利用した無料でかけられる電話番号に割り当てられます。
あらかじめ契約した電話番号にのみ割り当てられる番号なので既存の電話番号の最初に「0120」をつけて電話しても無料にはなりません。
まとめ
電話番号の「03」と「0120」は全く異なる性質の番号です。
それぞれの番号が何を表すものなのか理解して電話をかけましょう。