この記事では、「国会」と「内閣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「国会」とは?
国会は、こっかいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、こっかやこくど等の意味を持っている国の漢字に、集まるとかあうといった意味を有する会の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ国会は、日本国憲法で定められている国の議会を表すのです。
国の唯一の立法機関であると共に、国権の最高機関でもあり、衆議院と参議院から構成されている二院制の議会となっています。
「内閣」とは?
内閣は、ないかくと読むべき言葉です。
中国の清の時代に皇帝が優秀な人材を宮廷内の部屋に集めて、政治を行わせた事からこの内閣という言葉が生まれたとされています。
そんな内閣は、国家において行政を担当している合議体の執行機関を示すのです。
内閣総理大臣を首長とし、その他の国務大臣とで組織されており、行政権の行使に対しては国会と連帯して責任を負う事になります。
更に天皇の国事行為に承認や助言を与えると共に、その責任を負う事になるのです。
「国会」と「内閣」の違い
国会と内閣の漢字表記を比較すると、全然違う漢字が使用されており、読み方も似てはいません。
所がどちらも国の重要な機関を表現する言葉である事から、意味合いがごっちゃになるケースも珍しくはないです。
故にきちんと使い分けるには、それぞれの言葉が表現する意味をきちんと把握する事が大事となっています。
まず国会は、日本国憲法で定められた国の議会であり、国の唯一の立法機関を表すのです。
もう一方の内閣は、国の行政権を担当している最高の合議機関であると共に、首長の内閣総理大臣とその他の国務大臣とで組織されています。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも国家における重要な機関を指し示す言葉です。
そのため混同する恐れはないとは言えないので、それぞれの言葉が持つ意味を理解する事が、上手に使い分けを行うのに重要だったりします。
ちなみに国会は、日本国憲法が定めた国の議会であると共に、国権の最高機関で国にとって唯一の立法機関に対して使うべき言葉です。
対する内閣は、国の行政権を担当している合議機関であり、首長である内閣総理大臣とその他の国務大臣とで組織されています。