「命運」と「運命」の違いとは?分かりやすく解釈

「命運」と「運命」の違いとは?違い

この記事では、「命運」【めいうん】と「運命」【うんめい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「命運」とは?意味

運によって自分の命自体が失われるか、それとも生き残れるかが決まってくることを「命運」【めいうん】といいます。

「彼の命運が決まる」といえば、かなり切羽詰った危機的な状況にいる人が、自分は助かるか与えられた運によって決まると伝えるとき使うわけです。

このように、人の命や人生が決まる状況において、その後の流れが決まってくる状況で使えば、いかに大変な現実が迫っているかが表せます。


「運命」とは?意味

すでに決められている自分の運を「運命」【うんめい】といいます。

例えば、医者になりたいと思っていない人が、自然に医学の道に進むよう導かれ、勉強しているうちに自分は医師になる人生であると強く感じる現実を「運命」というのです。

必然的にそうなるよう、人には定められた道があり、自分で変えようとしても容易には変えられません。


「命運」と「運命」の違い

「命運」「運命」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の命が運によって失われるか、助かるかが決まるのが「命運」といいます。

このようなところから、「会社の命運が決まる」といった使われ方をするとき、これ以上売れない商品を作っていても赤字になり、倒産して大勢の社員を解雇するといった最悪の結果になってしまう状況を伝えられる言葉になるのです。

もう一方の「運命」は、人はすでに決まった運命に逆らわずに生きていくことが必要という意味で使われています。

「命運」の例文

・『この仕事の結果で、会社で働く社員の命運が決まる』
・『隊員の行動一つで、村人の命運が決まってくる』

「運命」の例文

・『運命に導かれて、私は介護という職業に就いた』
・『結ばれる運命だと強く感じたので、夫と結婚した』

まとめ

どちらも自分に与えられた運を意味する言葉ですが、使い方に違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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