「懇談会」と「保護者会」はそれぞれどのような会合を指す言葉で何が違うのでしょうか。
今回は、「懇談会」と「保護者会」の違いを解説します。
「懇談会」とは?
「懇談会」とは、「特定のテーマについての考えを参加者が述べてお互いの意見を交換する会合」を指す言葉です。
「懇談会」の使い方
一定人数が参加する会合のうち特定のテーマを設けテーマについての意見を参加者から聞き取り共有する目的で開催される会合を指します。
特定のテーマを前提に開催されるものであり参加者はそのテーマに関わる関係者やテーマについて意見を持つ有識者が選ばれます。
基本的に参加者は同じ立場であり司会進行など役割の違いはあっても上下関係や権限の違いはありません。
行政においては利害関係者や有識者が参加し特定のテーマに関して討議する会合を意味しますが、一般的にはいわゆる「話し合い」を表す言葉として使われています。
「保護者会」とは?
「保護者会」とは、「保護者が参加する会合」を指す言葉です。
「保護者会」の使い方
特定の人物に対して保護する責任を持つ人のことを「保護者」といいます。
一般的には子供に対して責任を持つ親や養育者を表す意味で使う言葉で、特に学校や保育施設に通う子供達の親権者や後見人を指す言葉として使われています。
「保護者会」とは幼稚園や学校で開かれる保護者のみが参加できる会合のことです。
クラス運営に関する話し合いや催し物の相談、緊急事態発生時の説明など保護者以外は参加できない限定的な会合です。
「懇談会」と「保護者会」の違い
「懇談会」は話し合いを目的とした会合全般を指す言葉なのに対し「保護者会」は保護者のみが参加できる会合を指します。
「懇談会」は省庁や会社などでも開催されますが「保護者会」は保育施設や学校など保護者に当たる人たちが存在する場所でしか開かれません。
まとめ
「懇談会」と「保護者会」では会合の目的と参加資格が異なります。
それぞれどんな会合なのか正しく理解して区別しましょう。