この記事では、「座右の銘」と「モットー」の違いについて紹介します。
座右の銘とは?
座右の銘とは、常に自分の心にとどめておいて生き方の参考にしたり自分への戒めとする言葉のことをいいます。
座右は座っているところの右側を指す言葉で、身近なところを表しています。
「座右」のみで使うことはあまりなく、「座右の銘」ということがほとんどです。
「銘」は、金属や石碑に刻み込んだ言葉を表しています。
そのため戒めなど心に刻んだ言葉という意味で用いられています。
「有言実行」や「初心忘るべからず」「継続は力なり」等、四字熟語やことわざを座右の銘とすることが多いです。
モットーとは?
モットーとは、個人や組織の信念や行動の指針としている事柄とそれを言葉で表したものをいいます。
イタリア語の「motto」が語源とされており、元々は「声」を表す単語でした。
それが声に出して言うことを表すようになり、声明という意味で使われるようになったのです。
モットーは行動する上で心がけていることで、ことわざや四字熟語とは限りません。
例えば、接客業をしている人が「いつも笑顔で接すること」をモットーにしている等、自分で自由に決められます。
座右の銘とモットーの違い
座右の銘もモットーも行動する上で心がけていることを指す言葉ですが、使われ方に違いがあります。
座右の銘は四字熟語やことわざ等、元々ある言葉に感銘を受けて用いるものです。
格言や他の人の名言などを座右の銘とすることもあります。
モットーの場合には四字熟語やことわざをモットーにすることもありますし、「挨拶は自分から大きな声でしよう」等自分で決めたことをモットーにしたりもします。
また、個人だけではなく会社など集団で使うこともあります。
まとめ
四字熟語やことわざ等が多いのが座右の銘で、自分で作った言葉も含まれるのがモットーです。
また、座右の銘は個人が使うものですが、モットーは会社など集団にも使われます。