「まとめる」と「総括」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「まとめる」と「総括」の違いとは?違い

この記事では、「まとめる」「総括」の違いを分かりやすく説明していきます。

「まとめる」とは?

「まとめる」には主に4つの意味があります。

1つ目はバラバラになったものを整えること。

「荷物をまとめる」などといった形で使用し、言い換えれば「整頓」になります。

2つ目は一つに合わせることです。

「データをまとめる」などといった形で使用し、言い換えれば「総括」になります。

3つ目は一つのものとして成立させることです。

言い換えれば、「成立」になります。

4つ目は仲を取り解決することです。

「仲裁」とも言い換えることができ「喧嘩をまとめる」などといった形で使用します。


「総括」とは?

「総括」には、個々のものを一つにまとめること、全体をまとめて締めくくること。

そして、労働運動や政治運動において、それまでの活動内容や成果などを評価、反省することを意味します。

「総括表」「総括責任者」「総括質疑」「総括原価」などといった言葉があります。


「まとめる」と「総括」の違い

「まとめる」「総括」の違いを、分かりやすく解説します。

「まとめる」「総括」は、個々のものを一つにまとめるといった意味では同じ意味を持つ言葉です。

「意見をまとめる」「意見を総括する」とでは同じ意味を持つ言葉になります。

ただし、「まとめる」には「総括」と同じ意味以外に整頓や成立、仲裁といった意味があります。

また、「総括」の場合、単にまとめるだけでなく、労働運動や政治運動において、それまでの活動内容や成果などを評価、反省することも意味します。

この点おいて、2つの言葉は異なります。

「まとめる」の例文

・『彼はクラスをまとめることがとても上手です』
・『実験データをまとめるために今夜は徹夜になりそうです』

「総括」の例文

・『これまでの活動内容を総括する』
・『会議で出た意見を総括する』

まとめ

以上のように、「まとめる」「総括」は同じ意味として使用することも可能です。

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