「挟む」と「挟まる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「挟む」と「挟まる」の違いとは?違い

「挟む」「挟まる」は同じような意味の言葉ですが具体的にどのような違いで区別すればいいのでしょうか。

この記事では、「挟む」「挟まる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「挟む」とは?

「挟む」とは、「間に入れること」を表す言葉です。

あるものともう一方のあるものの間に別のものを入れることを指します。

物体と物体の間に別のものを差し入れたり物体を両側から別の物体でしっかり押さえたりなど、連続している物事の間に別の物事が割り込む形で入る様子を表す言葉です。


「挟まる」とは?

「挟まる」とは、「間に位置する」という意味で使われる言葉です。

あるものともう一方のあるものの間に位置することを表します。

一般的にはものとものに密着するような距離で近づいて位置する場合に用いることが多く、間に位置していても隣との距離が開いている場合には用いられません。

特に両側から圧迫されていて動けないあるいは動かない場合に用いることが多く「ピッタリはまっている」というニュアンスを含みます。


「挟む」と「挟まる」の違い

「挟む」「挟まる」の違いを、分かりやすく解説します。

「挟む」「挟まる」の違いは「動作の主体」です。

どちらもあるものともう一方のあるものの間に別のものが位置している様子を表す言葉ですが、位置関係のどこを主体にするかで表現が変化します。

「挟む」には間に位置させようという意思が含まれているため行為の主体になるのはそのような位置関係になるように行動した人や物です。

「挟まる」は結果として間に位置している状態を表す言葉なので行為の主体は間に位置し左右から圧迫されている人や物です。

パンの間にハムを入れてハムサンドを作る時、パンとハムを手に取って間に入れる行為が「挟む」でパンの間に入っているハムの状態を「挟まる」と表現します。

「挟む」の例文

・『黒のコマで白のコマを挟む』
・『ページの間にしおりを挟む』

「挟まる」の例文

・『壁と壁の間に挟まる』
・『背が高い人の間に挟まる』

まとめ

「挟む」「挟まる」は余っている状態をどの視点でとらえるかによって表現が変わります。

挟もうとしている側と挟まれている側で使い分けられるので覚えておきましょう。

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