「胸に響く」と「心に響く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「胸に響く」と「心に響く」の違いとは?違い

この記事では、「胸に響く」「心に響く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「胸に響く」とは?

人の言葉や行動、音楽などに対し強く感動することを「胸に響く」と言います。

「響く」は音や声があたりに広がり伝わることを意味しますが、「胸に響く」の場合は、心に通じる、心に訴えるといった意味になります。

つまり、人が話した言葉、人の行動などにおいて、感覚に訴えるようなことが「胸に響く」ということになります。

また、このような表現に用いられるほか、「胸に響く」の場合はボールなどが胸にあたった際に物理的に「胸に響く」ことも意味します。


「心に響く」とは?

強く感動して印象に残ることが「心に響く」です。

心が惹きつけられるようなこと、魂に響くようなことが「心に響く」になります。

「心」は、人間の理性や感情、意志などの働きになるものを意味します。

そのようなものに訴えることが「心に響く」ということになります。


「胸に響く」と「心に響く」の違い

「胸に響く」「心に響く」の違いを、分かりやすく解説します。

「胸に響く」「心に響く」は基本的に強く感動することといった意味では同じ意味を持つ言葉です。

そのうえで、「胸に響く」「心に響く」を比較した場合、「胸に響く」は強く感動することを意味する言葉に対し「心に響く」は印象に残るといった意味を持つ言葉になります。

また、気持ちの問題ではなく物理的に響く場合は、「胸」を用いる「胸に響く」のみが持つ意味になります。

「胸に響く」の例文

・『何気ない先輩の一言が胸に響く』
・『今日は、ありがとうという一言が胸に響きました』

「心に響く」の例文

・『心に響く演奏に感動しました』
・『卒業式の時に言われた言葉が心に響きました』

まとめ

「胸」「心」は同じ場所を指す言葉となることから、基本的に同じ意味を持つ言葉になります。

そのため、どちらを用いても大きな違いはありません。

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