この記事では、「おすすめ」と「いちおし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おすすめ」とは?
「おすすめ」は「すすめ」の尊敬語、謙譲語です。
意味は勧めること。
「勧める」の意味は、人がそのことを行うように誘いかけること。
物を供して飲食や使用を促すこと。
積極的に実行するようにたすけ励ますこと。
です。
「おすすめ」と相手に伝えることで、相手を誘うことも、飲食や使用を促すことも可能になります。
例えば、自分が良いと思う商品があれば、「これは、私のおすすめ」などといった形で使用します。
類語には、「推奨」や「奨励」「お得」などがあります。
「いちおし」とは?
「いちおし」は漢字で書くと「一押し」です。
意味は、一番のおすすめ、最も推奨することです。
一番使って欲しいもの、一番買ってほしいもの、一番食べてほしいもの、などが「いちおし」です。
類語には、「本命」や「おすすめ品」「第一候補」などがあります。
「おすすめ」と「いちおし」の違い
「おすすめ」と「いちおし」の違いを、分かりやすく解説します。
「おすすめ」と「いちおし」は、どちらも、相手に良いものだと勧めることを意味する言葉です。
そのうえで、「おすすめ」の場合は同じカテゴリーの中で複数の「おすすめ」があっても問題はありません。
一方「いちおし」の場合は一番に勧めているものとなるため、同じカテゴリーの中で複数の「いちおし」を作ることはできません。
同じカテゴリーの中では「いちおし」は1つのみになります。
この点に「おすすめ」と「いちおし」の違いがあります。
「おすすめ」の例文
・『このお店には、いくつかのおすすめの品があります』
・『店長さんから、おすすめだと言われてものはどれも美味しかったです』
「いちおし」の例文
・『当店では、毎日いちおし商品を決めることにしています』
・『当店いちおしと書いてあると、ついつい買ってしまいます』
まとめ
以上のように、お勧めするものなのか。
それとも一番なのか。
といった違いが「おすすめ」と「いちおし」にはあります。