「シャチハタ」と「三文判」の違いとは?分かりやすく解釈

「シャチハタ」と「三文判」の違いとは?違い

「シャチハタ」「三文判」はどちらもハンコを指す言葉です。

この2つのハンコはそれぞれどのようなもので何が違うのでしょうか。

今回は、「シャチハタ」「三文判」の違いを解説します。

「シャチハタ」とは?

「シャチハタ」とは、「朱肉やスタンプ台不要で押せるインクを内蔵したハンコ」を指す言葉です。


「シャチハタ」の使い方

「シャチハタ」はスタンプの製造販売を手掛ける企業「シヤチハタ株式会社」が販売するインクがいらないネーム印の総称です。

元々は会社名だったものがシヤチハタの出しているインクがいらない便利なネーム印であることからそのようなネーム印そのものを会社名で呼ぶようになり、さらに呼びやすいように「シヤチハタ」から「シャチハタ」へと変化して現在に至ります。

内部にあるインクが印面に染みだす独特な構造によりインクをつけずにハンコを押せる便利なネーム印です。

大量生産により同じ印影がたくさん存在すること、ゴム製なので押し続けると変形しまうことなどの理由から多くの行政文章では「シャチハタ」は使用不可にされています。


「三文判」とは?

「三文判」とは、「安物のハンコを指す俗称」です。

「三文判」の使い方

「三文判」「三文」とは昔使われていたお金の事で現代の価値に換算すると50円から100円程度のはした金です。

職人に注文し彫ってもらう高級な印鑑ではなく数百円で買えるような大量生産の安い印鑑のことを「三文判」といいます。

量産の安物ですが契約書など正式な書類にも利用できるれっきとした印鑑です。

「シャチハタ」と「三文判」の違い

インク不要のゴム製ネーム印が「シャチハタ」、朱肉やスタンプ台が必要な印鑑の安物が「三文判」という違いで区別されます。

契約書や行政に提出する書類などでは「シャチハタ」の使用が認められないのに対し、「三文判」は効力が認められる印として使用可能です。

まとめ

「シャチハタ」「三文判」はインクを内蔵しているかどうかで区別されます。

使用できる場面や書類の種類などかなり大きな違いがあるので正しく区別してください。

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