この記事では、「造園師」と「庭師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「造園師」とは?
造園師は、ぞうえんしと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、庭園や公園等をつくる事といった意味を持ってる造園の漢字に、専門の技術を持つ人や他者を教え導く人等の意味を有する師の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から造園師は、庭や公園といった草木の剪定だけでなく、それらを1から設計してつくる事を職業としている人を示すのです。
なので植物以外にも、池や川をつくるための知識や技術も必要になります。
「庭師」とは?
庭師は、にわしと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、屋敷の敷地内で木を植えたりする場所といった意味の庭の漢字に、専門職として働く人といった意味がある師の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に庭師は、主に個人宅の庭をつくったり、庭木の剪定を行う職人を表すのです。
植木屋と呼ばれる事もあり、文字通り庭全体を管理する仕事を行う人に対して用いられる言葉となっています。
「造園師」と「庭師」の違い
造園師と庭師の漢字表記を見比べてみると、造園と庭という漢字の違いがある事の直ぐに気付けるものです。
所が最後の師の漢字は共通であり、どちらも植木等を管理する職業の人物に対して利用される言葉となっています。
とはいえ造園師は、個人宅の庭だけでなく公園等をデザインしてつくったり木を剪定するといった職業の人物を示すのです。
一方の庭師は基本的に個人宅の庭をつくったり、植木の剪定を行う職業の人を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、共に庭をつくったり植木を管理する職業を指し示す言葉同士です。
ですが造園師は、庭だけでなく公園をつくったり、街路樹を管理したりする職業に対して用いられる言葉となっています。
対する庭師は、個人宅の庭をつくったり管理する職業であり、同じ様な内容ですが、造園師の方が大掛かりな仕事をこなす事が多いです。