レオタード、タイツ、水着などの素材として名前を聞くことがあるものが「スパンデックス」です。
主に伸びることが必要とされる衣料品などに使用されています。
それでは、この「スパンデックス」とはどういう意味でしょうか。
また、「ポリエステル」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「スパンデックス」と「ポリエステル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スパンデックス」とは?
「スパンデックス」とは、「Spandex」という英語をカタカナ表記したもので、元々はアメリカで「ポリウレタン」からつくられた合成繊維のことを指す言葉です。
よく伸びて丈夫なので、伸縮性を必要とする多くの衣料品に使用されています。
水に弱いため、寿命が長くないのが欠点です。
「ポリエステル」とは?
「ポリエステル」とは、「Polyester」をカタカナ表記したもので、一般的には石油を原料とする合成繊維のひとつのことを指す言葉です。
材料名としては「PE」と表記され、水に強く、丈夫で軽いために、多くの衣料品に使用されています。
「スパンデックス」と「ポリエステル」の違い
「スパンデックス」と「ポリエステル」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、共に化学繊維のことを表すものであることは同じですが、そもそも製法が違うものです。
前述のように「スパンデックス」とは「ポリウレタン」で作られているので、結局は「ポリエステル」と「ポリウレタン」の違いと同義ということです、最も大きな違いは「弾性」であり、よく伸びるのが「ポリウレタン」であるということです。
逆に「ポリエステル」はあまり伸びません。
まとめ
この記事では、「スパンデックス」と「ポリエステル」の違いを、解説してきました。
「スパンデックス」は、「ポリウレタン」の繊維であることは、前述のとおりですが、「ポリウレタン」は、フォームの形でもさまざまなものに使用されています。
たとえば、合成皮革の材料として、そして、スニーカーなどの「ミッドソール」と呼ばれるクッション部分に使われえて、その弾力から足への負担を軽くしてくれます。
しかし、スニーカーにとってこの「ポリウレタン」は加水分解することでっボロボロになることでも有名です。