最近音楽の重要な要素と言われているのは「メロディー」「リズム」「ハーモニー」に「音質」を加えたものだといわれています。
実際に「音質」が与える印象は小さくありません。
それでは「音質」とは何でしょうか。
「音質」と「音色」はどう違うのでしょうか。
この記事では、「音質」と「音色」の違いを分かりやすく説明していきます。
「音質」とは?
「音質」とは、音の要素な中でそのクオリティに関連するもので、それによって受け取る側の感じ方が全く違ってきます。
クオリティと言っても、良い悪いで判断できるものえではなく、もっとバリエーションがあります。
最もわかりやすいのは同じ「ピアノ」といっても、グランドピアノとアップライトピアノ、フェンダーローズのエレクトリックピアノでは「音質」が全く違います。
「音色」とは?
「音色」とは、音の色のことを示した言葉で、多くの場合は「明るい」「暗い」から始まってもっと多くの感情的な働きかけが行われるものです。
「音色」を目に見える形にする方法の一つとしてオシロスコープがあります。
これは、音の周波数を分析してその周波数の要素がどのくらい出ているのかを解析するもので、それによってある程度の傾向をとらえることはできますが、実際に人が感じるのはもっと多くの情報です。
「音質」と「音色」の違い
「音質」と「音色」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、音楽の要素な中の音の聞こえ方に関するものであるという意味では全く同じです。
その違いは主に「質」と「色」の違いから来ているのですが、簡単に言えば「音の細かい粒のうちどの部分を大きくしてどの部分を小さくするか」というのが「音質」であり、「音を色に見立てると、どんな色を重ねてどんな色にするのか」というのが「音色」だということです。
この解説は若干概念的なものなので、わかりにくいかもしれませんが、「形」と「色」の違いと言うのがもっとも近いでしょう。
まとめ
この記事では、「音質」と「音色」の違いに関して説明してきました。
音楽を伝えるという意味で「音質」が果たす役割は大きいと考えられますが、その表現の仕方は楽器の選択や演奏の仕方から、録音、ミックスなどすべてのフェーズに無限に方法があります。
ある意味ではやはり無限に方法がある「リズム」や「メロディ」「ハーモニー」と同様に根源的なものなのでしょう。