「進呈」と「進上」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「進呈」と「進上」の違いとは?違い

この記事では、「進呈」「進上」の違いを分かりやすく説明していきます。

「進呈」とは?

進呈は、しんていと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、すすむやのぼる等の意味を持っている進の漢字に、すすめるとか差し出す、差し上げるといった意味を所有している呈の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に進呈は、人に物を差し上げるという意味を表すのです。

要するに、人に物を贈るという意味を少し丁寧に表現する際に、この進呈の言葉が使用されていたりします。


「進上」とは?

進上は、しんじょうと読むべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、すすめるとか向上するといった意味の進の漢字に、差し出すや申し出る等といった意味がある上の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から進上は、人に物を差し上げるという意味を示すのです。

他にも、目上の人に送る書状の表に書く事で、敬意を表す語として用いる事が出来ます。


「進呈」と「進上」の違い

進呈と進上の漢字表記を比較すると、2文字目の漢字が呈と上という違いがある事に気付けるものです。

所が最初の漢字は同じ進であり、どちらも、人に物をあげる、という全く同じ意味を所有しています。

そのため類語として、同じ意味で使用する事も可能だったりするのです。

とはいえ違いを見出すとすれば、進上の方は、目上の人物に送るための書状の表に書く事で敬意を示す、という使い方も出来る点だったりします。

まとめ

2つの言葉には、共通する漢字が使用されているだけではありません。

どちらも、人に物を差し上げる、という同じ意味合いを所有しているのです。

お陰で類語として、同じ意味で使用する事も出来ます。

ただし進上の方には、書状の表に書き記す事で敬意を表す、という使用法も存在しているのです。

更に、人に物をあげる、という意味において、どちらかと言うと、進呈の方が使用する頻度が多かったりします。

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