この記事では、「見据える」と「志向する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見据える」とは?
じっと見つめるという意味と、本質や真相などを見定めるという意味がある言葉です。
対象とするものは人の場合もあれば、空気や時間、相手の気持ちなどの見えないものまでも対象となります。
このように、「見据える」という言葉は、目に見えるものや見えないものに対して、その本質や真実を探ろうとするときに使用されます。
「志向する」とは?
意識が一定の方向、対象に向かうことを意味する言葉です。
「志向する」という言葉は、自分の望むものや目標に対して、その達成を目指していくときに使われます。
「見据える」と「志向する」の違い
「見据える」と「志向する」の違いを、分かりやすく解説します。
「見据える」と「志向する」という言葉は、どちらも何かに向かっていくという意味を持ちますが、ニュアンスや使い方が異なります。
「見据える」とは、目を凝らして遠くのものや目標に向かって見ることです。
その一方で、「志向する」とは、心や考えがある方向や目的に向かうことです。
このように、「見据える」と「志向する」の違いとして、「見据える」は、目で見ること、「志向する」は、心で向かうことという点にあります。
また、「見据える」は動詞のみですが、「志向する」は名詞としても使用可能です。
「見据える」の例文
・『彼はいつだって遠くを見据える』
・『敵の動きを見据えることによって、不意打ちにも対応できる』
「志向する」の例文
・『彼は博士課程を修了した後は、研究者としてのキャリアを志向する』
・『彼らは平和と協力を志向する外交政策を採択するに至った』
まとめ
「見据える」と「志向する」は、似たような意味の言葉ですが、ニュアンスや使い方が異なります。
「見据える」とは、じっと見つめることや、本質や真相などを見定めることを意味します。
その一方で、「志向する」とは、ある方向や目標に向かって考えたり、行動したりすることを意味します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。