パリッ、サクッ、食感で区別される?
この記事では「サブレ」と「ビスケット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サブレ」とは?
サクッと軽い食感と芳香なバターの薫りの奏でるハーモニーがサブレの魅力だと言っていいでしょう。
バターやショートニングと薄力粉の割合を均等に配合することで焼き菓子のなかでも独特な風味と食感を醸し出しています。
日本では明治時代に生まれた鎌倉銘菓の鳩サブレーは知名度が高く、昭和40年に販売開始された日清シスコのココナッツサブレはおやつとして誰もが一度は口にしたことがあるはずです。
「ビスケット」とは?
広義ではバターや油脂と小麦粉の比率を1:2で生地を配合した焼き菓子がビスケットです。
生地には様々なフレーバーや具が練りこまれたりと千差万別。
日本のビスケットは英国やフランスのものと近いものとなります。
米国のビスケットはケンタッキーフライドチキンで提供されるものと言っていいでしょう。
朝食や軽食、食事として食べられることが一般的です。
「サブレ」と「ビスケット」の違い
「サブレ」と「ビスケット」の違いを、分かりやすく解説します。
両者をグルーピングするとサブレはビスケットの一種として扱われます。
実際に日清シスコのホームページではココナッツサブレは菓子のなかのビスケットのくくりで扱われていました。
またサブレは油脂と小麦粉が均等に配合されているため、至ってシンプルなスタイルのものが多いのも特徴。
焼き上がりに砂糖やココナッツなど特徴を付与して完成します。
一方でビスケットは原材料に必要に応じてフレーバーや特徴となる原料を生地に配合するのが大きな違いです。
複数の特徴を持ったものも多く、バラエティに飛んでいると言えるでしょう。
まとめ
サブレ生地は油脂と小麦粉が均等に配合された焼き菓子で、ビスケットの一種であると言っていでしょう。
また広義ではクッキーやクラッカー、ラスクはもとより乾パンまでもがビスケットに分類されます。
日本では1971年に日本ビスケット協会により、ビスケットとクッキーに対する分類が公正競争規約として定められていますが、サブレへの言及はありませんでした。