この記事では、「貴重」と「大切」の違いを分かりやすく説明していきます。
「貴重」とは?
「貴重」は「きちょう」と読みます。
「貴重」は「非常に大切なさま」また「得難い物であるさま」という意味があります。
とても大切で、得難いと感じるような物事に対して、「貴重」という言葉を使うことになります。
例えば、海外留学のような、得難い経験をしたとき、「留学は貴重な体験だった」などと言うことができます。
また、ビジネスシーンでは、時間の都合をつけてもらう時に、「貴重な時間を割いていただき、ありがとうございます」などと、相手を立てる意味合いを込めて、「貴重」を使った言い方をすることがあります。
「大切」とは?
「大切」は「たいせつ」と読みます。
「大切」は、「最も必要であり、重んじられるさま」、「重要なさま」という意味があります。
例えば、絶対に必要で、忘れてはいけない書類は、「大切な書類」などと呼びます。
また「大切」には「丁寧に扱い、大事にする様子」という意味があります。
例えば、文房具を丁寧に扱い、大事にしている子供を見た時、「文房具を大切にする子供」と言い表すことができます。
「貴重」と「大切」の違い
「貴重」と「大切」の違いを、分かりやすく解説します。
「貴重」は「非常に大切なさま」という意味があります。
一方の「大切」には「最も必要であり、重んじられるさま」という意味があります。
ほとんど同じ意味がありますが、「貴重」には、「得難い物であるさま」という意味があります。
非常に大切な物の中で、手に入れにくい物、経験できないような体験に対しては、「大切」よりも「貴重」がふさわしいという違いがあります。
まとめ
「貴重」と「大切」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
「大切」なものの中で、「得難い」と感じた場合は「貴重」という言葉を使うようにしてみてはいかがでしょうか。