この記事では、「紀州犬」と「秋田犬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紀州犬」とは?
紀州犬は、きしゅういぬと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、かつて和歌山県と三重県の南部にあった紀伊国の別称である紀州の漢字に、古くから飼われている家畜の1種である犬の漢字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ紀州犬は、和歌山や三重地方で産している日本犬の1種を表すのです。
「紀州犬」の言葉の使い方
紀州犬は、和歌山や三重地方原産の犬に対して使われる言葉となっています。
和歌山と三重の南部はかつて紀州と呼ばれていた事から、この地方で生産している犬を、紀州犬と呼んでいるのです。
「秋田犬」とは?
秋田犬は、あきたいぬと読むべき言葉となっています。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、東北地方の北西部にある地域という意味を持つ秋田の漢字に、イヌ科のほ乳類といった意味を有する犬の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から秋田犬は、秋田県の大館市付近で生産されている日本犬の1種を示します。
「秋田犬」の言葉の使い方
秋田犬は、秋田県原産の犬という意味で用いられる言葉です。
つまりは日本犬の中で、秋田県産の大型犬に対してこの秋田犬という言葉が使用されています。
「紀州犬」と「秋田犬」の違い
紀州犬と秋田犬の漢字表記を比較すれば、紀州と秋田という漢字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。
所が最後の漢字は共に犬であり、どちらも日本犬の1種を表現する言葉となっています。
とはい紀州犬は、かつて紀州と呼ばれていた和歌山と三重地方の南部を原産とする、中型の日本犬を表すのです。
一方の秋田犬は、秋田県の大館市付近で原産とされている、大型犬を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字がある様に、共に日本犬の1種を指し示す言葉です。
ただし紀州犬という言葉は、以前は紀州と呼ばれていた和歌山と三重の南部で生産されている、中型犬という意味で使われています。
対する秋田犬は、東北地方の秋田県で生産されている、大型犬を表現する言葉として用いられているのです。