この記事では、「自信過剰」と「自意識過剰」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自信過剰」とは?
「じしんかじょう」と読み、自信をたくさん持ちすぎていることを指します。
本人の能力や地位などを過大評価していることです。
「自信過剰」の使い方
自信を多く持ちすぎている人に対して、「自信過剰な人」などと、使います。
「自意識過剰」とは?
「じいしきかじょう」と読みます。
「自意識」が過剰になることです。
自意識とは、自分がどう受け取られているのかということを気にすることをいいます。
「自意識過剰」とは、その自意識がありあまった状態になることです。
「自意識過剰」の使い方
自分がどう思われているのかについて、過剰に気にしているような人についていいます。
「隙あらば鏡で顔をチェックする人は、自意識過剰だと思う」「誰もあなたのことを話していないのに、自分のことだと思い込むのは、自意識過剰です」などと、使います。
「自信過剰」と「自意識過剰」の違い
どちらも過剰になっている状態で、「自信過剰」は自信が多過ぎる状態、「自意識過剰」は自意識が多過ぎる状態を指します。
「自信過剰」は、自分を信じているので、尊大な態度になりがちです。
それに対し、「自意識過剰」は、どう見られているのかを気にして、自分のことで頭がいっぱいな状態です。
ナルシストになっている人を表すこともありますし、気にしすぎて萎縮している人についていうこともあります。
自信は内側からわいてくるもので、自意識は人からどう見られているのかを気にすることなので、方向性が違います。
「自信過剰」の例文
・『自信過剰なのに、全然仕事が出来ない人がいます』
・『仕事で成功するためには、自信過剰なくらいがちょうどいいのかもしれません』
「自意識過剰」の例文
・『自意識過剰かもしれませんが、電車でいつも同じ人が隣に座ってくるような気がして、怖いです』
・『彼は、こちらを向いている人は、全員彼のことを見ていると思う自意識過剰な男だ』
まとめ
自信や自意識は、集団のなかで他人とうまくやっていくために必要なものですが、あまりにも多くなりすぎると悪影響をもたらします。